サブスクを使えば支出が減るかもしれません。購入した物が実は使っている時間はごく限られており、年間を通すと９５％以上の時間置いてあるだけのケースが多いそうです。たとえばマリンレジャーに関するグッズは夏の間しか使いません。夏にプールや海に毎日行くのならば購入する方が経済的ですが、年間で１回や２回などならばサブスクを利用した方が支出を抑える効果が高くなります。

こうした事例はおもちゃやホビーだけではなく、生活全般にあることです。おもちゃは子供向けのものならば、家庭の賞味期限は長くはありません。１歳児には喜ばれていたおもちゃでも、成長をすると興味をなくすケースだって多くなります。成長に伴い体が大きくなるように、精神年齢も上昇して行き趣味や嗜好が変わってゆくのです。

毎年新しいおもちゃを買うのではなく、幼児用のものこそサブスクを利用して使うことがいいかもしれません。たとえば情操教育のグッズもそうですし、乳母車やベビーベッドは使わなくなると荷物になってしまいます。昔の人は着物が古びたら繕って着用して、もっと古くなったらかばんや風呂敷にしました。また赤ちゃんのおむつや雑巾にするなど、物を無駄にすることはなかったのです。

現在の日本ではこうした取り組みを行うことはあまりありません。時間が現代の方が速く流れるので、手間暇をかけることが贅沢なことになったからです。それと同じことで中身にお金を使い、物などには最小限の投資に留めることがこれからの流れになりつつあります。